― 地元企業と上場企業の事業譲渡を通じて ―
先日、私が水面下で交渉に携わってきた事業譲渡案件について、上場企業から正式な発表がありました。
鹿児島で長年親しまれてきた「アイアイラーメン」の事業が、東証スタンダード市場に上場するプリントネット株式会社へ承継されるというものです。
今回の案件では、私自身も関係者との調整に携わり、事業の将来についてさまざまな角度から考える機会をいただきました。
その中で、改めて強く感じたことがあります。
会社の価値は、決算書の数字だけでは測れない。
長年築き上げてきたブランド、従業員の経験と技術、お客様からの信頼、取引先とのつながり。
こうした目に見えない財産こそ、企業の大きな価値ではないでしょうか。
今回の事業譲渡でも、事業の継続に加え、従業員の雇用や取引関係の維持が重要なテーマとなりました。
M&Aというと、企業の売買や金額の話に注目が集まりがちです。
しかし、私が大切にしたいのは、その先にあるものです。
従業員の生活を守ること。
地域に根差した事業を残すこと。
そして、企業の未来に新たな可能性をつくること。
税理士の仕事は、税金を計算するだけではありません。
経営者とともに悩み、考え、ときには企業の将来を左右する重要な場面に関わることもあります。
今回の経験を通じて、その責任とやりがいを改めて感じました。
これからも、企業の存続と発展、そして地域経済への貢献を大切にしていきたいと思います。
「経営者を、決して一人にしない。」
それが、私の変わらない想いです。
久保武徳税理士行政書士事務所
代表 久保 武徳
※本記事は公表済みの事業譲渡に関する情報と、筆者自身の経験・所感を記載したものです。